親水コロイドの塩析 多量の電解質で凝集沈殿 88回薬剤師国家試験問22d

88回薬剤師国家試験 問22d
コロイド分散系に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

d タンパク質などの親水コロイドは、アルコールなどの脱水剤と少量の電解質を添加すると、凝集し沈殿する。これを塩析という。

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88回薬剤師国家試験 問22d 解答解説

 

d × タンパク質などの親水コロイドは、アルコールなどの脱水剤と少量の電解質を添加すると、凝集し沈殿する。これを塩析という。

 

親水コロイドに多量の電解質を添加すると、
親水コロイド表面において、水和層の脱水と電荷の中和が起こり、親水コロイド粒子同士が凝集し沈殿する。これを塩析と呼ぶ。
なお、親水コロイドは、アルコールなどの脱水剤と少量の電解質を併用で添加することでも、同様にコロイド粒子同士が凝集し沈殿するが、これは塩析とは呼ばない。

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