一次(中枢)リンパ器官はどれか 111回薬剤師国家試験問13の解説

111回薬剤師国家試験 問13
一次(中枢)リンパ器官はどれか。1つ選びなさい。
1 脾臓
2 リンパ節
3 胸腺
4 扁桃
5 パイエル板

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111回薬剤師国家試験 問13 解答解説

 

一次(中枢)リンパ器官は、
選択肢3の胸腺です。

 

111回薬剤師国家試験問13の解説 一次(中枢)リンパ器官はどれか

 

今回の選択肢では、胸腺以外はすべて二次リンパ器官です。

 

以下で詳細を解説します。

リンパ器官とは

リンパ器官は「リンパ球」に注目した分類で、
リンパ球の分化・成熟・免疫応答に関わる器官や組織を指します。
リンパ器官は大きく 一次リンパ器官 と 二次リンパ器官 に分けられます。

 

 

一次リンパ器官

一次リンパ器官は、リンパ球が分化・成熟する場所です。
分化とは、未分化な細胞が、特定の種類の細胞へ変化していくことです。
成熟とは、分化した細胞が、実際に機能できる状態になることです。

 

一次リンパ器官として骨髄と胸腺があります。

 

リンパ球には、B細胞、T細胞、NK細胞があります。
骨髄で造血幹細胞として生まれ、リンパ系前駆細胞を経て、B細胞・T細胞などに分化しますが、
成熟する場所が違います。

 

B細胞は、骨髄で作られ、骨髄で成熟 します。

 

一方、T細胞は、骨髄で作られ、胸腺で成熟します。
未熟なT細胞が胸腺に移動し、そこで成熟します。

 

NK細胞は、主に骨髄で分化・成熟します。

二次リンパ器官

二次リンパ器官は、成熟したリンパ球が集まり、
異物や抗原と出会って免疫応答を起こす場所です。

 

代表例は、

 

脾臓
リンパ節
扁桃
パイエル板

 

です。

 

脾臓

脾臓は 二次リンパ器官 です。
血液中の抗原に対する免疫応答に関与します。
また、古くなった赤血球の処理にも関わります。

 

 

リンパ節

リンパ節も 二次リンパ器官 です。
リンパ液中の抗原を捕捉し、リンパ球が免疫応答を起こす場所です。

 

 

扁桃

扁桃は 二次リンパ器官 です。
咽頭周辺に存在し、口や鼻から侵入する病原体に対する免疫に関与します。

 

 

パイエル板

パイエル板は 二次リンパ器官 です。
小腸、特に回腸に存在するリンパ組織で、腸管免疫に関与します。

 

 

111回薬剤師国家試験問13の解説 一次(中枢)リンパ器官はどれか

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