蛍光分光光度計の光源とセル 101回問99の1

101回薬剤師国家試験 問99
蛍光光度法に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

1 蛍光分光光度計の光源には、通例、タングステンランプが用いられ、試料部は四面透明の石英製セルが用いられる。

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101回薬剤師国家試験 問99の1 解答解説

 

1 × 蛍光分光光度計の光源には、通例、タングステンランプが用いられ、試料部は四面透明の石英製セルが用いられる。

 

蛍光光度法では、光源として紫外部から可視部の強い光を放射するキセノンランプ,レーザー,アルカリハライドランプが用いられる。

 

蛍光分光光度計では、励起光と蛍光が混ざらないように、
励起光の直交方向から蛍光を測定するため、試料部は層長1p角の四面透明の石英製セルが用いられる。

 

なお、紫外可視吸光度測定法の光源について、
紫外部測定(200〜380nm)には重水素放電管が、
可視部測定(380〜800nm)にはタングステンランプ,ハロゲンタングステンランプが用いられる。

 

その他、
原子吸光光度法の光源は中空陰極ランプまたは低圧水銀ランプ(放電ランプの1種)、
旋光度測定法はナトリウムD線(589.0nmと589.6nmの可視部二重線)が用いられる。

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