蛍光とは 励起状態から基底状態への電子遷移 97回問99の1

97回薬剤師国家試験 問99の1
蛍光光度法に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

1 蛍光は、分子が基底状態から励起状態に遷移する際に観測される。

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97回薬剤師国家試験 問99の1 解答解説

 

1 × 蛍光は、分子が基底状態から励起状態に遷移する際に観測される。
→ 〇 蛍光は、分子が励起状態から基底状態に遷移する際に観測される。

 

物質が紫外部から可視部の光を吸収すると、
外殻電子の基底状態から励起状態への電子遷移(電子エネルギーの変化)が起こる。
その後、励起状態から基底状態に戻る際、エネルギーを光の放射で放出することがある。
この現象をホトルミネセンスという。

 

ホトルミネセンスの光のうち、
励起一重項から基底一重項への電子遷移(同じスピン多重度間の電子遷移)に伴って放出される寿命の短い光が蛍光である。

 

ホトルミネセンスの光のうち、
寿命の長い光であるりん光については下記のリンク先を参照
りん光とは

 

★ 参考外部サイトリンク
蛍光とは(日本分光さん)

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