薬剤師国家試験過去問題集 製剤の種類と特性

付着錠 105回薬剤師国家試験問54

105回薬剤師国家試験 問54
図に示す構造を有し、医療用医薬品として用いられている製剤の適用部位はどれか。1つ選びなさい。

 

付着錠の適用部位 105回薬剤師国家試験問54

 

1 口腔
2 子宮
3 直腸
4 皮膚
5 眼

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105回薬剤師国家試験 問54 解答解説

 

付着錠の適用部位 105回薬剤師国家試験問54

 

正解は1の口腔である。
設問の製剤はアフタ性口内炎の治療薬の付着錠であり,口腔粘膜に付着させて用いる口腔用錠剤である。

 

ヒドロキシプロピルセルロースとカルボキシビニルポリマーは、唾液等の口腔内の水分によりゼリー状のハイドロゲルを形成する。これにより、患部への付着性・滞留性の増大,患部の保護,有効成分のトリアムシノロンアセトニドの局所徐放性をもたらす。
日本薬局方において、付着錠を製するには,通例,ハイドロゲルを形成する親水性高分子化合物を用いると規定されている。

 

トリアムシノロンアセトニドはステロイドであり、
抗炎症作用と抗アレルギー作用により口内炎を治療する。

 

関連問題
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105回問54(e-RECさん)

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