ビタミンK2の構造とナフトキノン,プレニル基 106回薬剤師国家試験問125の5
106回薬剤師国家試験 問125の5
ビタミンK の一種であるビタミンK2(メナテトレノン)に関する記述の正誤を判定してみよう。
5 2-メチル-1,4-ナフトキノンにイソプレン単位で構成されるプレニル基が結合している。
106回薬剤師国家試験 問125の5 解答解説
5 〇 ビタミンK2(メナテトレノン)は2-メチル-1,4-ナフトキノンにイソプレン単位で構成されるプレニル基が結合している。
キノンとは芳香環の2つのC−HがC=Oに置換された構造であり、
ナフタレンのキノンをナフトキノンと呼ぶ。
プレニル基とは、炭素数5のイソプレン単位から成る構造の総称である。
例えば、下記のインドメタシンファルネシル(インフリー)には、3つのイソプレン単位のプレニル基(炭素数15のプレニル基)であるファルネシル基がある。
設問のビタミンK2(メナテトレノン)には、4つのイソプレン単位のプレニル基(炭素数20のプレニル基)であるゲラニルゲラニル基がある。
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第106回問124,125,126(e-RECさん)