胆汁中への排泄が主な消失経路である薬物 109回薬剤師国家試験問45
109回薬剤師国家試験 問45
胆汁中への排泄が主な消失経路である薬物はどれか。1つ選びなさい。
1 カナマイシン
2 プラバスタチン
3 リチウム
4 メトトレキサート
5 エナラプリル
109回薬剤師国家試験 問45 解答解説
胆汁中への排泄が主な消失経路である薬物は、
選択肢2のプラバスタチンである。
プラバスタチン（メバロチン）は、
肝実質細胞の血管側の膜上に存在する有機アニオントランスポーターOATP1B1により、
血中から肝実質細胞内へ取り込まれる。
その後、Multidrug Resistance associated Protein 2（MRP2）や、
Bile Salt Export Pump（BSEP）により、
胆汁中に排泄されると考えられている。
なお、他の選択肢の、カナマイシン，リチウム（リーマス），
メトトレキサート（リウマトレックス，メトジェクト），
エナラプリル（レニベース）は、
主に尿中排泄により消失すると考えられている。
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