日本薬局方 正確に量る・精密に量る 96回薬剤師国家試験問171d
96回薬剤師国家試験 問171d
日本薬局方通則に関する記述の正誤を判定してみよう。
d 0.05 gを精密に量る場合、適切なはかりを用いて0.045〜0.054 gを量る。
96回薬剤師国家試験 問171d 解答解説
d × 0.05 gを精密に量る場合、適切なはかりを用いて0.045〜0.054 gを量る。
質量を「精密に量る」とは,
量るべき最小位を考慮し,
0.1 mg,0.01 mg,0.001 mg又は0.0001 mgまで量ることを意味し、
これは、記載された質量の1000分の1の桁まで量ることを示す。
はかりの使い分けについて、
0.1mgまでは化学はかり,
0.01mgまではセミミクロ化学はかり,
0.001 mgまではミクロ化学はかり,
0.0001 mgまではウルトラミクロ化学はかり
を使う。
よって、0.05 gを精密に量る場合、0.05gの1000分の1の桁まで量ることを示し、
この場合、セミミクロ化学はかりを用いる。
なお、質量を「正確に量る」とは,
指示された数値の質量をその桁数まで量ることを意味し、
これは、指示された数値の次の桁を四捨五入して,
指示された数値になるよう量ればよいことを示す。
例えば、0.05 gを正確に量る場合、0.045〜0.054 gを量ることを示し、
この場合、化学はかりを用いる。