シュウ酸イオンは2座配位子として金属に配位しキレート形成 薬剤師国家試験97回問207の2
第97回薬剤師国家試験 問207の2
下記の記述の正誤を判定してみよう。
2 シュウ酸イオンは2座配位子として金属に配位し、キレートを形成する。
第97回薬剤師国家試験 問207の2 解答
2.〇 シュウ酸イオンは2座配位子として金属に配位し、キレートを形成する。
金属イオンに非共有電子対を配位して配位結合を形成する分子やイオンを配位子という。
配位子の構造中で非共有電子対を有し配位結合を形成する原子を配位原子という。
ある配位子が有する配位原子の数を配座数という。
配位原子が1つの配位子は単座配位子、配位原子が2つの配位子は二座配位子と呼ばれる。
シュウ酸イオンは2つのCOO:‐があり、配位原子として2つのO:‐が存在するので配座数は2であり、二座配位子ということになる。
配座数が二座以上の配位子が、金属に対して2つ以上の配位結合を形成し、環構造となっている錯体をキレートという。
なお、錯体において金属に配位結合している配位原子の数を配位数という。
★参考外部サイトリンク
配位子(wikipediaさん)
★他サイトさんの解説へのリンク
97回問207(e-RECさん)