電子親和力 薬学無機化学 薬剤師国家試験96回問4の3

第96回薬剤師国家試験 問4の3
原子の性質に関する記述のうち正誤を判定してみよう。

 

3.希ガス以外の原子においては、電子親和力が大きい原子ほど陰イオンになりやすい。

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第96回薬剤師国家試験 問4の3 解答解説

 

3.〇 希ガス以外の原子においては、電子親和力が大きい原子ほど陰イオンになりやすい。

 

電子親和力とは原子に電子を1つ与える時に放出または吸収されるエネルギーである。
電子親和力が大きいほど、電子を与えられた時のエネルギーの放出量が大きく、原子から陰イオンになったときのエネルギーの低下度が大きく安定性の上昇度が大きいことを意味する。
よって、電子親和力が大きい原子ほど陰イオンになりやすいと言える。
周期表では希ガスを除き右または上の原子ほど電子親和力が大きく、陰イオンになりやすい。
希ガス原子はそのままで安定な電子配置なので電子親和力が小さく、陰イオンになりにくい。
ハロゲンは電子が1つ与えられれば希ガスと同じ安定な電子配置になるので電子親和力が大きく、陰イオンになりやすい。

 

★参考外部サイトリンク
電子親和力(化学のグルメさん)

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