水質汚濁防止法の健康に係る有害物質についての排水基準 111回薬剤師国家試験問25の解説

111回薬剤師国家試験 問25
水質汚濁防止法において、
健康に係る有害物質についての排水基準の許容濃度として「検出されないこと」となっているのはどれか。1つ選びなさい。
1 六価クロム化合物
2 アルキル水銀化合物
3 カドミウム及びその化合物
4 大腸菌
5 ポリ塩化ビフェニル

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111回薬剤師国家試験 問25 解答解説
水質汚濁防止法において、健康に係る有害物質についての排水基準の許容濃度として「検出されないこと」となっているのは、
選択肢2のアルキル水銀化合物です。

 

111回薬剤師国家試験問25の解説 水質汚濁防止法の排水基準で「検出されないこと」となっているのはどれか

 

 

以下で解説します。

 

 

水質汚濁防止法では、工場・事業場から公共用水域へ排出される排水について、
排水基準が定められています。
排水基準には、主に 健康に係る有害物質に関する基準 と 生活環境項目に関する基準 があります。

 

このうち、健康に係る有害物質の排水基準において、
許容濃度が 「検出されないこと」 とされているものは アルキル水銀化合物 です。

 

以下で各選択肢について解説します。

 

1 六価クロム化合物

六価クロム化合物は健康に係る有害物質であるが、
排水基準は0.2 mg/Lと数値基準が設定されています(2026年4月現在)。

 

2 アルキル水銀化合物

アルキル水銀化合物は、排水基準で 「検出されないこと」 とされています。
よって正しい。

 

3 カドミウム及びその化合物

カドミウム及びその化合物も健康に係る有害物質であるが、
排水基準は0.03 mg/Lと数値基準が設定されています(2026年4月現在)。

 

4 大腸菌

水質汚濁防止法において、
大腸菌は、「健康に係る有害物質」ではなく、「生活環境項目」に関係する指標です。
その排水基準は大腸菌数で800 CFU/mLです(2026年4月現在)。

 

5 ポリ塩化ビフェニル

ポリ塩化ビフェニル、すなわちPCBも健康に係る有害物質ですが、
排水基準は 0.003 mg/L と数値基準が設定されています(2026年4月現在)。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)はひっかけになりやすいです。
PCBは、水質の環境基準では「検出されないこと」とされる場合がありますが、
水質汚濁防止法の排水基準は数値基準が設定されています。

 

 

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