分析法の検出限界,定量限界とは 97回薬剤師国家試験問96の3

97回薬剤師国家試験 問96の3
医薬品分析法のバリデーションに関する下記の記述の正誤を判定してみよう。

 

3 「検出限界」とは、試料中に含まれる分析対象物の定量が可能な最低の量又は濃度のことである。

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97回薬剤師国家試験 問96の3 解答解説

 

3 × 「検出限界」とは、試料中に含まれる分析対象物の定量が可能な最低の量又は濃度のことである。
→ 〇 「定量限界」とは、試料中に含まれる分析対象物の定量が可能な最低の量又は濃度のことである。

 

★ 検出限界
検出限界とは、試料に含まれる分析対象物の検出が可能な最低の量または濃度のことである。
検出限界は感度とも呼ばれる。

 

★ 定量限界
定量限界とは、試料に含まれる分析対象物の定量が可能な最低の量または濃度のことである。
“定量が可能”とは、適切な精度と真度で測定が可能であることを意味する。

 

検出限界と定量限界が一致するとは限らないため、
検出限界で定量できるとは限らない。

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