塩化水素(気体)のH原子とCl原子の間の結合 第106回薬剤師国家試験問4

第106回薬剤師国家試験 問4
塩化水素(気体)のH原子とCl原子の間の結合として正しいのはどれか。1つ選びなさい。

 

1 共有結合
2 イオン結合
3 水素結合
4 金属結合
5 疎水結合

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第106回薬剤師国家試験 問4 解答解説

 

塩化水素(気体)のH原子とCl原子の間の結合は、1の共有結合である。

 

陽性元素とは、電子を失いやすい元素のことで、比較的に電気陰性度が小さい,または,イオン化エネルギーが小さい元素と言える。

 

陰性元素とは、電子を得やすい元素のことで、比較的に電気陰性度が大きい,または,電子親和力が大きい元素と言える。

 

化学結合の様式を元素の陽性,陰性の組み合わせで傾向を見ると下記のようになる。

 

陰性元素 + 陰性元素 → 共有結合
陽性元素 + 陰性元素 → イオン結合

 

 

電気陰性度の差でいうと、

 

原子の電気陰性度の差が大きいとイオン結合となり、
原子の電気陰性度の差が小さいと共有結合となる。

 

 

また、化学結合を金属,非金属の組み合わせで見ると下記の傾向がある。

 

金属 + 非金属 → イオン結合
非金属 + 非金属 → 共有結合
金属 + 金属 → 金属結合

 

 

★ 他サイトさんの解説へのリンク
第106回問4(e-RECさん)

 

★参考外部サイトリンク
化学結合の種類の見分け方(化学受験テクニック術さん)

 

共有結合(日本薬学会さん)

 

イオン結合(日本薬学会さん)

 

金属結合とは(東大塾長の理系ラボさん)

 

分子間相互作用(yakugakulab)

 

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