無水物と水和物の溶解度 95回薬剤師国家試験問170b
95回薬剤師国家試験 問170b
薬物の溶解に関する記述の正誤を判定してみよう。
b 同じ薬物の無水物と水和物を比較した場合、一般に水に対する無水物の溶解度は水和物に比べて大きい。
95回薬剤師国家試験 問170b 解答解説
b 〇 同じ薬物の無水物と水和物を比較した場合、一般に水に対する無水物の溶解度は水和物に比べて大きい。
成分が溶液から結晶化する際、
溶媒分子を取り込んで安定な結晶を形成することがある。
この結晶を溶媒和物と呼び、溶媒分子が水分子の場合を水和物と呼ぶ。
一般に、無水物の結晶は水和物よりも水に対する溶解度が高く、溶解速度が大きい。