薬剤師国家試験過去問題集 医薬品の安定性

薬剤師国家試験過去問の「医薬品の安定性」の問題を集めました。

薬剤師国家試験過去問題集 医薬品の安定性記事一覧

107回薬剤師国家試験 問180図は、pH 7.4、37℃の緩衝液中におけるある弱酸性薬物の加水分解に対するシクロデキストリン添加の影響を示したものである。本実験条件において、この薬物とシクロデキストリンはモル比1:1で複合体を形成する。1 この薬物との複合体の安定度定数は190(mol/L)−1 である。2 複合体中の薬物の加水分解速度定数は6.02×10−1 h−1 である。3 シクロデキスト...

94回薬剤師国家試験 問167医薬品の安定性に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。a 特殊酸塩基触媒反応において、分解速度定数の常用対数を溶液のpHに対してプロットすると、H3O+が触媒作用を示す範囲では+1、OH−が触媒作用を示す範囲では−1の傾きをもつ直線が得られる。b 0次及び2次反応で分解される医薬品の半減期は、反応物質の初濃度に影響を受ける。c 分解反応の反応次数が同じでアレニ...

87回薬剤師国家試験 問166医薬品の安定性に関する記述のうち,正しいものはどれか。a 反応速度は,絶対温度の上昇とともに増加し,また活性化エネルギーが大きくなるほど速度定数の温度依存性は減少する。b 一般酸・塩基触媒反応によって分解する薬物は,緩衝液の組成によって安定性が異なる。c 水溶液中において同符号のイオン間の反応では,溶媒の誘電率が増加すると分解速度定数は減少する。d 酸化によって分解す...

92回薬剤師国家試験 問165医薬品の安定性に関する記述のうち、正しいものはどれか。a ベンジルペニシリン(ペニシリンG)は水溶液とした場合、分解しやすいので、プロカインとの難溶性塩にして懸濁剤とすると安定性が向上する。b チアミン塩化物塩酸塩はチアミン硝化物より水に溶けにくく吸湿性が低いので、錠剤や散剤中の安定性に優れている。c アスコルビン酸はそれ自身が還元されやすいので、抗酸化剤として用いら...

108回薬剤師国家試験 問178医薬品の水溶液中における安定性に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 加水分解を受けやすい医薬品は、難溶性の塩として溶解度を低下させることで安定性が改善する。2 EDTAは、包接化により医薬品の安定性を改善する。3 特殊酸触媒のみで分解する医薬品は、保存するpHを低くすることで安定性が改善する。4 異符号のイオン間の反応で分解する医薬品は、塩を添加...

109回薬剤師国家試験 問50複合体を形成することによって、以下の疎水性薬物を安定化するのに用いられる化合物はどれか。1つ選びなさい。1 アスコルビン酸2 α−シクロデキストリン3 カルメロースナトリウム4 エデト酸ナトリウム水和物5 パラオキシ安息香酸ブチル

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