医薬品の容器 91回薬剤師国家試験問177
91回薬剤師国家試験 問177
医薬品の容器に関する記述のうち、正しいものはどれか。
1 SP包装、PTP包装、ガラスびんはいずれも気密容器である。
2 局方における容器とは、医薬品を入れるもので栓やふたは含まれない。
3 エアゾール剤は密閉容器を使用することが規定されている。
4 注射剤に着色ガラス容器を用いた場合は、注射剤の不溶性異物検査法は適用されない。
5 水性の注射剤にはプラスチック製容器を用いてはならない。
91回薬剤師国家試験 問177 解答解説
◆ 1について
1 〇 SP包装、PTP包装、ガラスびんはいずれも気密容器である。
気密容器として、SP包装、PTP包装、ピロー包装、ガラスびん、缶、プラスチック容器等が挙げられる。
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◆ 2について
2 × 局方における容器とは、医薬品を入れるもので栓やふたは含まれない。
局方における容器とは、医薬品を入れるもので栓やふたも含まれる。
◆ 3について
3 × エアゾール剤は密閉容器を使用することが規定されている。
→ 〇 エアゾール剤は密封容器を使用することが規定されている。
エアゾール剤は、容器に充填した液化ガス又は圧縮ガスと共に有効成分が噴出される製剤である。
エアゾール剤の容器には、通例、耐圧性の密封容器を用いる。
◆ 4について
4 × 注射剤に着色ガラス容器を用いた場合は、注射剤の不溶性異物検査法は適用されない。
→ 〇 注射剤に着色ガラス容器を用いた場合でも、注射剤の不溶性異物検査法は適用される。
◆ 5について
5 × 水性の注射剤にはプラスチック製容器を用いてはならない。
→ 〇 水性の注射剤にプラスチック製容器を用いることはできる。