96回薬剤師国家試験問177 医薬品の容器及び包装

96回薬剤師国家試験 問177
医薬品の容器及び包装に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 

a 注射剤容器の遮光については、日本薬局方一般試験法「注射剤用ガラス容器試験法」中に「着色容器の遮光性試験」の規定が定められている。

 

b 密閉容器の規定がある場合には、気密容器を用いることができる。

 

c SP包装及びPTP包装は、密封容器である。

 

d 注射剤には、プラスチック製の容器を用いることはできない。

トップページへ

 

薬剤師国家試験過去問題 科目別まとめ一覧 へ

 

薬剤師国家試験過去問題 容器・包装 一覧へ

 

 

96回薬剤師国家試験 問177 解答解説

 

◆ aについて
a 〇 注射剤容器の遮光については、日本薬局方一般試験法「注射剤用ガラス容器試験法」中に「着色容器の遮光性試験」の規定が定められている。

 

詳細は下記のリンク先を参照
注射剤用ガラス容器試験法 84回問180a

 

 

◆ bについて
b 〇 密閉容器の規定がある場合には、気密容器を用いることができる。

 

密閉容器の規定がある場合、
より遮断性の高い気密容器を用いることができる。

 

関連問題
密封容器の規定がある場合に気密容器を使用可能? 90回問177c

 

 

◆ cについて
c × SP包装及びPTP包装は、密封容器である。

 

SP包装及びPTP包装は、気密容器である。

 

 

◆ dについて
d × 注射剤には、プラスチック製の容器を用いることはできない。
注射剤の容器としてプラスチック製の容器を使用可能な場合がある。

 

日本薬局方製剤総則に注射剤の容器について下記の規定がある。
「本剤の容器は,注射剤用ガラス容器試験法の規定に適合する無色のものである.ただし,別に規定する場合は,
注射剤用ガラス容器試験法の規定に適合する着色容器又はプラスチック製医薬品容器試験法の規定に適合するプラスチック製水性注射剤容器を用いることができる」

トップへ戻る