注射剤用ガラス容器試験法 84回薬剤師国家試験問180a
84回薬剤師国家試験 問180a
日本薬局方に収載されている一般試験法に関する次の記述の正誤を判定してみよう。
a 注射剤用ガラス容器試験法には、アルカリ溶出試験、着色容器の鉄溶出試験及び着色容器の遮光性試験が規定されている。
84回薬剤師国家試験 問180a 解答解説
a 〇 注射剤用ガラス容器試験法には、アルカリ溶出試験、着色容器の鉄溶出試験及び着色容器の遮光性試験が規定されている。
注射剤用ガラス容器試験法では、次の(1)〜(5)の規格に適合するよう規定されている。
(1) 容器は無色又は淡褐色透明で,注射剤の不溶性異物検査法の試験に支障をきたす気泡があってはならない.
(2) 分割使用を目的とする容器は,ゴム栓又は他の適当な栓を用いて密封する.栓は内容医薬品と物理的又は化学的に作用しないもので,注射針を挿入したとき,栓の破片を混入することなく,また,注射針を抜きとったとき,直ちに外部からの汚染を防ぎうるものである.輸液用を目的とする容器は,輸液用ゴム栓試験法の規定に適合した栓を用いて密封する.
(3) アルカリ溶出試験に適合する.
(4) 着色容器の鉄溶出試験に適合する.
(5) 着色容器の遮光性試験に適合する.