日本薬局方の製剤試験法 97回薬剤師国家試験問180
97回薬剤師国家試験 問180
日本薬局方の製剤試験法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。
1 注射剤の採取容量試験法は、内容物が容器に表示量どおりに正確に充てんされていることを確認する試験法である。
2 点眼剤の不溶性異物検査法は、不溶性異物の大きさ及び数を測定する方法である。
3 眼軟膏剤には、無菌試験法が適用される。
4 軟膏剤には、鉱油試験法は適用されない。
97回薬剤師国家試験 問180 解答解説
◆ 1について
1 × 注射剤の採取容量試験法は、内容物が容器に表示量どおりに正確に充てんされていることを確認する試験法である。
→ 〇 注射剤の採取容量試験法は、表示量よりやや過剰に採取できる量が容器に充てんされていることを確認する試験法である。
注射剤は採取容量試験法に適合しなければならない。
この試験法は、注射剤が表示量よりやや過剰に採取できる量が容器に充?されていることを確認する試験法である。
◆ 2について
2 × 点眼剤の不溶性異物検査法は、不溶性異物の大きさ及び数を測定する方法である。
点眼剤の不溶性異物検査法は,点眼剤中の不溶性異物の有無を調べる検査法である。
2の記述中の「点眼剤中の不溶性微粒子の大きさ及び数を試験する方法」は、点眼剤の不溶性微粒子試験法である。
◆ 3について
3 〇 眼軟膏剤には、無菌試験法が適用される。
眼軟膏剤は、無菌試験法,金属性異物試験法に適合しなければならない。
◆ 4について
4 〇 軟膏剤には、鉱油試験法は適用されない。
鉱油試験法は,注射剤及び点眼剤に用いる非水性溶剤中に鉱油が含まれないことを確認する試験である。
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