促進拡散の透過速度と構造の類似した化合物の共存 101回薬剤師国家試験問166の2
101回薬剤師国家試験 問166の2
薬物の生体膜透過機構に関する記述の正誤を判定してみよう。
2 促進拡散はトランスポーターを介した輸送であるため、構造の類似した化合物の共存により透過速度が低下する場合がある。
101回薬剤師国家試験 問166の2 解答解説
2 〇 促進拡散はトランスポーターを介した輸送であるため、構造の類似した化合物の共存により透過速度が低下する場合がある。
促進拡散とは、トランスポーターを介するが、濃度勾配または電気化学ポテンシャル差に従い、
物質を濃度の高い方から低い方へと輸送する受動輸送である。
トランスポーターを介する輸送(促進拡散・受動輸送)では、
構造類似体の共存により、競合阻害が生じ、輸送速度が低下する場合がある。