83回薬剤師国家試験問173 日本薬局方通則に関する記述
83回薬剤師国家試験 問173
日本薬局方通則に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。
a 医薬品の試験に用いる水は「常水」とする。
b 容器とは、医薬品を入れるもので、栓、ふたなども容器の一部である。
c 日本薬局方の医薬品は、その医薬品名の前後に( )を付けて示す。
d 医薬品の試験の操作において、「直ちに」とあるのは、通例、前の操作の終了から30秒以内に次の操作を開始することを意味する。
e 医薬品の試験は、別に規定するもののほか室温で行い、操作直後に観察するものとする。
83回薬剤師国家試験 問173 解答解説
◆ aについて
a × 医薬品の試験に用いる水は「常水」とする。
医薬品の試験に用いる水は,
試験を妨害する物質を含まないなど,試験を行うのに適した水とする。
必ずしも常水である必要はない。
◆ bについて
b 〇 容器とは、医薬品を入れるもので、栓、ふたなども容器の一部である。
◆ cについて
c × 日本薬局方の医薬品は、その医薬品名の前後に( )を付けて示す。
→ 〇 日本薬局方の医薬品は,その医薬品名の前後に「 」を付けて示す。
◆ dについて
d 〇 医薬品の試験の操作において、「直ちに」とあるのは、通例、前の操作の終了から30秒以内に次の操作を開始することを意味する。
◆ eについて
e × 医薬品の試験は、別に規定するもののほか室温で行い、操作直後に観察するものとする。
医薬品の試験は,別に規定するもののほか常温で行い,操作直後に観察するものとする。
ただし,温度の影響のあるものの判定は,標準温度における状態を基準とする。
なお、常温は15〜25℃,室温は1〜30℃である。
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