赤外吸収スペクトル測定法は結晶多形の確認に用いられる 91回薬剤師国家試験問24c

91回薬剤師国家試験 問24c
下記の記述の正誤を判定してみよう。

 

c 赤外吸収スペクトル測定法が結晶多形の確認に用いられるのは、結晶中に存在している分子の原子核間の結合力が多形間で互いに異なることによる。

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91回薬剤師国家試験 問24c 解答解説

 

c 〇 赤外吸収スペクトル測定法が結晶多形の確認に用いられるのは、結晶中に存在している分子の原子核間の結合力が多形間で互いに異なることによる。

 

原子核間の結合力が異なると、赤外吸収スペクトルは異なる。

 

結晶多形とは、分子の配置が互いに異なる結晶のことである。
結晶多形間では水素結合の仕方や電子状態が互いに異なることから、
分子の原子核間の結合力が多形間で互いに異なるため、
多形間で赤外吸収スペクトルに違いが見られる。
そのため、赤外吸収スペクトル測定法は結晶多形の確認に用いられる。

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