薬剤師国家試験過去問 生体分子の構造と化学的性質

薬剤師国家試験過去問の「生体分子の構造と化学的性質」の問題を集めました。

薬剤師国家試験過去問 生体分子の構造と化学的性質記事一覧

第105回薬剤師国家試験 問105一酸化窒素及び生体内における一酸化窒素の生成に関する記述の正誤を判定してみよう。1 アミノ酸AはL-グルタミンである。2 一酸化窒素は2つの不対電子をもち、常磁性を示す。3 一酸化窒素の窒素原子の酸化数は+1である。4 一酸化窒素の酸素原子は酸素分子(O2)由来である。5 化合物BはL-オルニチンである。

第106回薬剤師国家試験 問101以下に示したビタミンの構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。なお、アの金属カチオンに結合している原子の電荷(形式電荷)は省略されている。1 アは1価の銅である。2 キレート錯体である。3 インドール骨格が含まれる。4 フラノース環が含まれる。5 aの不斉炭素の立体配置はSである。

106回薬剤師国家試験 問125ビタミンKの一種であるビタミンK2(メナテトレノン)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選びなさい。1 ヘキサンには極めて溶けやすいが、水にはほとんど溶けない。2 光によって分解し、着色が強くなる。3 還元されるとヒドロキノン型になる。4 赤外吸収スペクトルにおいて、1500cm-1 付近にカルボニル基に由来する吸収を示す。5 2-メチル-1,4-ナフトキ...

第97回薬剤師国家試験 問207尿路結石にはシュウ酸カルシウム結石のほかに、リン酸カルシウム結石、シスチン結石などがある。結石の構成成分の化学的性質に関する記述の正誤を判定してみよう。1 シュウ酸カルシウムを希硫酸に溶解させると、二酸化炭素を発生し分解する。2 シュウ酸イオンは2 座配位子として金属に配位し、キレートを形成する。3 日本薬局方のpH 測定法で規定されるリン酸塩pH 標準液のpH 値...

93回薬剤師国家試験 問15ステロイド骨格をもつ化合物A〜Dに関する記述の正誤を判定してみよう。a 化合物Aのヒドロキシ基はβ配置である。b 化合物BのA/B環はtrans配置で結合している。c 化合物Cは糖質コルチコイドに分類される。d 化合物Dのヒドロキシ基は11位、17位、19位に存在している。

91回薬剤師国家試験 問13キシロースからキシリトールヘの変換に関する次の記述の正誤を判定してみよう。a 図中のキシロースはD糖である。b キシロースからキシリトールヘの変換反応は還元反応である。c キシリトールは光学活性である。d キシリトールは不斉炭素原子を持たない。

91回薬剤師国家試験 問14ウシから得られた日本薬局方医薬品インスリンは次の化学構造で表される。本品に関する記述の正誤を判定してみよう。a ウシインスリンの3つのジスルフィド結合は、いずれも2本のペプチド鎖を互いに結合させている。b ジスルフィド結合は、メルカプト基の脱水縮合反応で形成される。c ジスルフィド結合を完全に切断して得られる鎖長が短い方のペプチドをEdman分解すると、最初にグリシンが...

90回薬剤師国家試験 問15次の反応は、含水溶媒中での亜硝酸(HNO2)による核酸塩基の変換に関するものである。この反応に関する次の記述の正誤を判定してみよう。a この反応で、シトシンがチミンに変換される。b 亜硝酸が反応するのは、Aの段階である。c Bの段階で、酸素分子が反応する。d Bの段階で、窒素ガスが発生する。e この反応で生じる核酸塩基は、RNAの構成塩基である。

82回薬剤師国家試験 問16下記の化学構造を有するglutathioneに関する次の記述の正誤を判定してみよう。a glutathioneはdipeptideである。b angiotensinの構成成分である。c 多種類の生体異物と抱合体を形成し、最終的にメルカプツール酸となり尿中に排泄される。d 生体内においては、酸化型も存在する。

108回薬剤師国家試験 問102タンパク質の構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。下図にアミド結合間の水素結合を示す。1 図に示した水素結合は、主に一次構造の形成に働く。2 α−ヘリックスは、二次構造の1つである。3 α−ヘリックスは、図に示した水素結合により2本のペプチド鎖間で形成される。4 β−シートは、主に周囲の水分子との相互作用で形成される。5 ジスルフィド結合は、主に...

103回薬剤師国家試験 問94図はタンパク質中のペプチド結合を表したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 ペプチド結合を構成するC=OとN−H、これらに隣接する2つのα炭素は同一平面上にある。2 αヘリックス構造では、n番目のペプチド結合を構成するC=Oが、(n+3)番目のペプチド結合を構成するN−Hと水素結合を形成している。3 αヘリックスやβシートなどの二次構造は...

トップへ戻る