高濃度の強電解質溶液におけるイオンの平均活量係数 101回薬剤師国家試験問94の3
101回薬剤師国家試験 問94の3
水溶液中のイオン間相互作用に関する記述の正誤を判定してみよう。
3 高濃度の強電解質溶液におけるイオンの平均活量係数は、1より大きくなることがある。
101回薬剤師国家試験 問94の3 解答解説
3 〇 高濃度の強電解質溶液におけるイオンの平均活量係数は、1より大きくなることがある。
電解質の希薄溶液では、イオン強度が増大すると、イオン間の相互作用が強くなるため、イオンの平均活量係数は1 より小さくなる。
ただ、高濃度の強電解質溶液におけるイオンの平均活量係数は、1より大きくなることがある。これについて、高濃度ではイオンと溶媒分子との相互作用の影響が大きくなることが要因の1つと考えられている。