原子吸光光度法の試料原子化法 94回薬剤師国家試験問33の3

94回薬剤師国家試験 問33の3
下記の原子吸光光度法の記述の正誤を判定してみよう。

 

3 試料原子化法には、フレーム方式、電気加熱方式及び冷蒸気方式がある。

トップページへ

 

薬剤師国家試験過去問題 科目別まとめ一覧 へ

 

薬剤師国家試験過去問題集 原子吸光光度法 一覧へ

 

 

94回薬剤師国家試験 問33の3 解答解説

 

3 〇 原子吸光光度法の試料原子化法には、フレーム方式、電気加熱方式及び冷蒸気方式がある。

 

原子吸光光度法において、試料中の分析対象金属を基底状態の原子蒸気とする部分を原子化部と呼ぶ。

 

フレーム方式はガスバーナーの炎に液体試料を噴霧して原子化する。

 

電気加熱方式は電気加熱炉(主に黒鉛炉)に試料溶液を入れて電気ヒーターで加熱して原子化する。

 

水銀の原子化には冷蒸気方式が用いられる。

 

・水素化物生成法
ヒ素(As),セレン(Se),アンチモン(Sb),ビスマス(Bi)など沸点の低い元素の原子化は、
NaBH4などの還元剤と反応させて揮発性の水素化物にして分析を行う水素化物生成法が用いられる。

トップへ戻る