原子吸光光度法は線スペクトル 94回薬剤師国家試験問33の4

94回薬剤師国家試験 問33の4
下記の原子吸光光度法の記述の正誤を判定してみよう。

 

4 原子スペクトルは、紫外可視吸収スペクトルと同様に連続スペクトルである。

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94回薬剤師国家試験 問33の4 解答解説

 

4 × 原子スペクトルは、紫外可視吸収スペクトルと同様に連続スペクトルである。
→ 〇 原子スペクトルは、紫外可視吸収スペクトルと異なり輝線スペクトルである。

 

原子吸光光度法の原子スペクトルは、
1つの原子の最外殻電子の基底状態から励起状態への電子遷移のみを反映したものであり、
また、分析対象が個別の原子であるから振動や回転の遷移は反映されないため、
線スペクトルとなる。

 

下記のリンク先を参照
線スペクトル(ウシオ電機株式会社さん)

 

 

一方、紫外可視吸光光度法のスペクトルは連続スペクトルである。
紫外可視吸収スペクトルが幅広い吸収帯の連続スペクトルとなるのは、
分子の電子エネルギー変化(電子遷移)に加え、
振動エネルギーと回転エネルギーの変化も反映されるからである。

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