純物質の表面張力の比較 100回薬剤師国家試験問50

100回薬剤師国家試験 問50
20℃の条件下で、表面張力が最も大きいのはどれか。1つ選びなさい。

 

1 エタノール
2 クロロホルム
3 グリセリン
4 水
5 ベンゼン

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100回薬剤師国家試験 問50 解答解説

 

純物質の表面張力についての問題である。
20℃の条件下で、表面張力が最も大きいのは、
選択肢4の水である。

 

一般に、分子間力の大きいほど表面張力は大きく、分子間力の小さいほど表面張力は小さい。

 

20℃での表面張力は、大きい方から下記の順に並ぶ。
水> グリセリン >> ベンゼン > クロロホルム > エタノール

 

水とグリセリンの表面張力が大きいのは、水素結合が要因と考えられる。

 

20℃、1atmでの表面張力(mN/m)は下記の通り。
水銀:476mN/m
水:72.8 mN/m
グリセリン:63.4 mN/m
ベンゼン:28.9 mN/m
クロロホルム:27.1 mN/m
エタノール:22.6 mN/m
n-ヘキサン:18.4 mN/m
n-ペンタン:16.0 mN/m

 

 

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