ヒドロキシプロピルセルロース 医薬品添加物 結合剤 105回薬剤師国家試験問181の2
105回薬剤師国家試験 問181の2
下記の記述の正誤を判定してみよう。
2 ヒドロキシプロピルセルロースの配合量を相対的に減らすと、素錠の硬度は下がりやすくなる。
105回薬剤師国家試験 問181の2 解答解説
2 〇 ヒドロキシプロピルセルロースの配合量を相対的に減らすと、素錠の硬度は下がりやすくなる。
ヒドロキプロピルセルロースは、セルロースのヒドロキシ基の一部にヒドロキシプロピル基(−CH2CHOHCH3)を結合させた半合成高分子であるが、置換度によって物性が異なる。
本問のヒドロキシプロピルセルロースは中高置換度のヒドロキプロピルセルロース(HPC)であり、
湿式顆粒圧縮法の結合剤として用いられている。
よって、結合剤であるヒドロキシプロピルセルロースの配合量を相対的に減らすと、錠剤の硬度は下がりやすくなる。