93回薬剤師国家試験問24 粉末X線回折法に関する記述のうち、正しいものはどれか

93回薬剤師国家試験 問24
粉末X線回折法に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 

a 波長λのX線が面間隔dの結晶に入射角θで入射するとき、2dsinθ= (n+1/2)λが満たされる角度でX線回折が生じる。ただし、nは整数である。

 

b 粉末X線回折法は、結晶性の粉末試料にX線を照射し、生じる干渉性散乱X線による回折強度を、各回折角について測定する方法である。

 

c 粉末X線回折パターンは、結晶、結晶多形及び溶媒和結晶などの同定及び判定に用いられる。

 

d 粉末X線回折法により、未知化合物の原子配置、分子構造が一義的に決定できる。

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93回薬剤師国家試験 問24 解答解説

 

◆ aについて
a × 波長λのX線が面間隔dの結晶に入射角θで入射するとき、2dsinθ= (n+1/2)λが満たされる角度でX線回折が生じる。ただし、nは整数である。

 

→ 〇 波長λのX線が面間隔dの結晶に入射角θで入射するとき、2dsinθ= nλが満たされる角度でX線回折が生じる。ただし、nは整数である。

 

詳細は下記のリンク先を参照
X線回折とブラッグの式 96回問25b

 

 

◆ bについて
b 〇 粉末X線回折法は、結晶性の粉末試料にX線を照射し、生じる干渉性散乱X線による回折強度を、各回折角について測定する方法である。

 

 

◆ cについて
c 〇 粉末X線回折パターンは、結晶、結晶多形及び溶媒和結晶の同定、判定、定量、結晶化度の評価などに用いることができる。

 

 

◆ dについて
d × 粉末X線回折法により、未知化合物の原子配置、分子構造が一義的に決定できる。

 

粉末X線回折法では未知化合物の原子配置、分子構造を決定できない。
なお、X線回折法の中でも、X線結晶構造解析(単結晶X線構造回折)は、未知化合物の原子配置、分子構造を決定できる。

 

詳細は下記のリンク先を参照
X線結晶構造解析(単結晶X線構造解析)とは

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