薬剤師国家試験過去問題集 X線回折法

薬剤師国家試験過去問の「X線回折法」の範囲の問題を集めました。

薬剤師国家試験過去問題集 X線回折法記事一覧

99回薬剤師国家試験 問100X線回折法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 X線源のターゲット(対陰極)にはCuやMoが用いられる。2 測定には、連続X線が通常用いられる。3 X線結晶構造解析では、回折斑点の強度から結晶の格子定数が求められる。4 粉末X線回折法では、結晶構造に基づいた同心円状の回折像が得られる。5 X線を結晶に照射すると、主にその物質中の原子核の強制振動が起...

96回薬剤師国家試験 問25粉末X線回折測定法に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 無配向化した粉末試料にX線を照射し、その物質中の原子核を強制振動させることにより生じる干渉性散乱X線による回折強度を、各回折角について測定する方法である。b X線の波長をλ、面間隔をd、結晶の入射角及び反射角をθ、反射次数をnとすると、2d cosθ=nλを満たす角度でのみX線回折が生じる。c 結晶、結晶多形...

93回薬剤師国家試験 問24粉末X線回折法に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 波長λのX線が面間隔dの結晶に入射角θで入射するとき、2dsinθ= (n+1/2)λが満たされる角度でX線回折が生じる。ただし、nは整数である。b 粉末X線回折法は、結晶性の粉末試料にX線を照射し、生じる干渉性散乱X線による回折強度を、各回折角について測定する方法である。c 粉末X線回折パターンは、結晶、結晶多...

88回薬剤師国家試験 問27日本薬局方における粉末X線回折測定法の記述の正誤について、正しいものはどれか。a 本法は、結晶性の粉末試料にX線を照射し、その物質中の原子核を強制振動させることにより生ずる干渉性散乱X線による回折強度を、各回折角について測定する方法である。b ある結晶面からの回折X線の方向は、ブラッグの法則2d(hkl) sinθ =nλで規定される。ここでd (hkl)は結晶面(hk...

91回薬剤師国家試験 問24ab下記の記述の正誤を判定してみよう。a 結晶多形とは、同じ化学構造を持つ物質が異なる結晶構造を取りうる現象である。b 粉末X線回折測定法が結晶多形の確認に用いられるのは、結晶中に存在している分子の幾何学的配置の状態が多形間で互いに異なることによる。

104回薬剤師国家試験 問173ある固体薬物Aに粉砕や再結晶などの処理を行ったところ、下図の粉末X線回折パターンを示す固体a、b、cが得られた。別の方法で再結晶を行ったところ、異なる回折パターンを示す固体dが得られた。次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。ただし、粉末X線回折測定に必要な前処理により、薬物Aの化学変化や固体組成の変化は生じないものとする。1 固体a〜dの回折パターンを比...

92回薬剤師国家試験 問167ある薬物の固体Aに粉砕や再結晶などの処理を加えたところ、下記の粉末X線回折パターンを与える固体B〜Dが得られた。次の記述について正しいものはどれか。ただし、これらの処理により、化学的変化は起こらず、また固体の組成に変化はないものとする。a 固体Aと固体Bでは結晶の単位格子の大きさが異なる。b 固体Cは固体Aの結晶多形である。c 固体Bと固体Cの結晶構造は同じであるが、...

トップへ戻る