サラゾスルファピリジンの代謝 94回薬剤師国家試験問155c

94回薬剤師国家試験 問155c
薬物代謝に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

c サラゾスルファピリジンは、腸内細菌による酸化的代謝を受け、5−アミノサリチル酸へ変換されて抗炎症作用を示す。

トップページへ

 

薬剤師国家試験過去問題 科目別まとめ一覧 へ

 

薬剤師国家試験過去問題 代謝 一覧へ

 

 

94回薬剤師国家試験 問155c 解答解説

 

c × サラゾスルファピリジンは、腸内細菌による酸化的代謝を受け、5−アミノサリチル酸へ変換されて抗炎症作用を示す。
→ 〇 サラゾスルファピリジンは、腸内細菌による還元的代謝を受け、5−アミノサリチル酸へ変換されて抗炎症作用を示す。

 

4のサラゾスルファピリジン(アザルフィジン)は、
主に大腸の腸内細菌のアゾ還元酵素によりアゾ基(−N=N−)が還元され、
5−アミノサリチル酸とスルファピリジンに分解される。
5−アミノサリチル酸(5−ASA)が抗炎症作用を発揮すると考えられている。

 

サラゾスルファピリジンの代謝と活性代謝物 薬剤師国家試験

 

 

5−アミノサリチル酸(5−ASA)は、
N-アセチル転移酵素により、
アミノ基がアセチル化され、不活化する。

トップへ戻る