薬剤師国家試験過去問題集 薬剤・代謝

薬剤師国家試験過去問の「薬剤・代謝」の問題を集めました。

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薬物代謝における第T相反応 104回問166

 

薬物代謝における第U相反応 105回問43

 

薬物の水溶性が低下する代謝反応 101回問43

 

グルクロン酸抱合反応 100回問43

 

シトクロムP450が存在する画分 107回問172

 

酸化、還元、加水分解、抱合の全ての代謝反応が行われる細胞内小器官 97回問44

 

肝臓において最も発現量が多いシトクロムP450分子種 109回問44

 

CYPの問題:最も多い分子種,エタノール代謝への関与,セントジョーンズワートの相互作用 97回問169

 

薬物代謝が行われる臓器,CYPの基質特異性 92回問154

 

CYPによる代謝様式,フェニトインの代謝,コデインの代謝 91回問156

 

主にCYP1A2による代謝で消失する薬物 104回問44

 

カルボキシルエステラーゼにより加水分解を受ける薬物 108回問44

 

薬物のグルクロン酸抱合体の構造 102回問43

 

コデインからモルヒネへの代謝に関与する酵素 107回問44

 

モルヒネ,コデインの代謝 96回問164

 

UDP−グルクロン酸転移酵素で代謝される薬物 103回問44

 

薬物代謝:イミプラミン,ソリブジンと5-FU,サラゾスルファピリジン,モルヒネ 94回問155

 

アセトアミノフェンの代謝に関与する酵素 105回問171

 

薬物とその活性代謝物 102回問167

 

薬物とその活性代謝物 90回問157

 

薬物代謝酵素の遺伝子多型 109回問174

 

薬物代謝酵素の遺伝子多型 103回問194

 

薬物代謝酵素の遺伝的多型 95回問156

 

PMにおいて薬効が低下する薬物と代謝酵素 103回問169

 

遺伝子多型により、イソニアジドの体内動態に大きく影響を及ぼす代謝酵素 99回問43

 

遺伝子多型がワルファリンの薬効に最も影響する代謝酵素 97回問69

 

ワルファリンの代謝と遺伝子多型の検査 105回問272,273

 

FOLFIRI+ベバシズマブ療法と遺伝子検査 102回問266,267

 

イトラコナゾールによるCYPの阻害機構 99回問169

 

ボリコナゾールの薬物相互作用 108回問268−269

 

CYP3A4の活性を不可逆的に阻害する薬物 105回問44

 

フェロジピン服用患者が避けるべき飲食物 99回問45

 

グレープフルーツジュースの薬物相互作用の機序 104回問270−271

 

ヘム鉄に配位することによってCYPの活性を阻害する薬物の構造 106回問172

 

ヘム鉄に配位することでCYP3A4の活性を阻害する薬物の構造 103回問45

 

ワルファリンとカペシタビンの相互作用 106回問270−271

 

テオフィリンとの薬物相互作用 103回問270−271

 

チザニジンの代謝を阻害する薬物 106回問44

 

フルボキサミンと併用禁忌の薬剤 109回問272−273

 

チザニジンの代謝に影響するもの 101回問268−269

 

代謝酵素に関する相互作用:アロプリノール,リファンピシン,エリスロマイシン 104回問167

 

薬物相互作用:セントジョーンズワートとタクロリムス,シメチジンとトリアゾラム 99回問171

 

CYPの発現を誘導する薬物 98回問43

 

薬物動態学的相互作用と薬力学的相互作用 98回問170

 

チザニジンと併用禁忌の薬剤と相互作用のメカニズム 98回問272-273

 

イトラコナゾールとトリアゾラムの相互作用と代替薬 98回問238-239

 

イトラコナゾールによる爪白癬の治療と睡眠薬の併用 97回問292-293

 

代謝酵素に関する相互作用:リファンピシン,フェノバルビタール,シメチジン 96回問154

 

最も多くの薬物を代謝するCYP,ケトコナゾール,ワルファリンとフェノバルビタールの併用 93回問155

 

新生児のグルクロン酸抱合能,CYPの反応様式,代謝酵素の競合阻害 89回問153

 

核黄疸でのフェノバルビタール投与,ペニシリンとプロベネシドの併用,プリミドンの代謝 83回問164

薬剤師国家試験過去問題 薬剤・代謝記事一覧

109回薬剤師国家試験 問174薬物代謝酵素の遺伝子多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 CYP2C19の遺伝子多型によってオメプラゾールの血中濃度時間曲線下面積(AUC)は変化するが、代謝物のAUCは変化しない。2 CYP2D6の遺伝子多型が関与するイミプラミンのpoor metabolizer(PM)では、活性代謝物の血中濃度が高い。3 アザチオプリンを使用する前には、...

103回薬剤師国家試験 問194薬物代謝酵素の遺伝子多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 CYP2C19のpoor metabolizer(PM)では、オメプラゾール併用のピロリ菌除菌療法の効果が減弱する。2 CYP2D6のextensive metabolizer(EM)では、コデインの鎮痛効果が減弱する。3 CYP2C9のPMでは、フェニトインによる中枢毒性発現のリスク...

109回薬剤師国家試験 問272−27353歳男性。以前から、A病院内科で高血圧症、脂質異常症、糖尿病、胃潰瘍、腰痛症に対して治療を受けており、症状は安定していた。最近、仕事のストレスのためか気分が落ち込むことが多く、食欲不振、不眠などが続くため、B心療内科を受診した。うつ病と診断され、処方箋を持って、かかりつけの薬局を訪れた。問272(実務)かかりつけ薬剤師が処方監査した際、心療内科と内科の処方...

107回薬剤師国家試験 問172細切した肝臓をホモジナイザーで破砕し遠心分離を繰り返すと細胞内小器官を大まかに分けることができる。主に薬物代謝に関わるシトクロムP450が存在する画分として、最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。1 a2 b3 c4 d5 aからdのすべて

94回薬剤師国家試験 問155薬物代謝に関する記述について、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a イミプラミンは、シトクロムP450によるN−脱メチル化を受けて活性代謝物へ変換される。b ソリブジンの代謝物である5−ブロモビニルウラシルは、ジヒドロピリミジン脱水素酵素を阻害し、5−フルオロウラシルの代謝を抑制する。c サラゾスルファピリジンは、腸内細菌による酸化的代謝を受け、5−アミノサリチル酸...

83回薬剤師国家試験 問164薬物代謝に関する次の記述の正誤について、誤っているものはどれか。1つ選びなさいa 一つの薬物で、薬物代謝酵素に対して誘導作用と阻害作用の両方を示すものがある。b 新生児の核黄疸治療の目的で、フェノバルビタールを投与することがある。これは代謝酵素誘導によりグルクロン酸抱合能を高めようとするものである。c ペニシリンとプロベネシドを併用すると、ペニシリンの血中消失半減期が...

101回薬剤師国家試験 問268−26938歳男性。腰痛により整形外科を受診し、以下の処方箋をもって保険薬局に初めて来局した。問268(実務)この処方に関して、薬剤師が患者に対し、習慣的な摂取の有無を確認する必要性が最も高い食品・嗜好品はどれか。1つ選びなさい。1 チーズ2 オレンジジュース3 麦茶4 納豆5 タバコ問269(薬剤)前問で選択した食品あるいは嗜好品の摂取により生じる可能性が最も高い...

95回薬剤師国家試験 問156薬物代謝酵素の遺伝的多型に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a 代謝酵素の遺伝的多型によって親薬物の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は変化するが、代謝物のAUCは変化しない。b N−アセチル転移酵素には遺伝的多型が存在し、日本人では約10%がイソニアジドのアセチル化が速い群に属する。c CYP2C19には遺伝的多型と関係した人種差があり、オメプラゾ...

102回薬剤師国家試験 問264−26758歳男性。手術不能の直腸がんと診断され、以下に示すレジメンに従った化学療法を施行することとなった。問264(薬理)処方薬の作用機序として正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 血管内皮細胞増殖因子(VEGF)受容体に結合する。2 トポイソメラーゼTを阻害する。3 DNAをアルキル化する。4 チミジル酸合成酵素を阻害する。問265(実務)薬剤師による初回面談の...

105回薬剤師国家試験 問272−27354歳女性。152cm、48kg。高血圧、脂質異常症、深在性皮膚真菌症の治療のため処方1と処方2の薬剤を服用していた。その後、深部静脈血栓塞栓症を発症し、その治療のため処方3が追加となった。PT−INR を治療目標域に到達させるため、ワルファリン投与量の調節を試みたが、PT−INR が3.0〜6.0で推移し、コントロールが困難であった。医師は患者や薬剤師と相...

96回薬剤師国家試験 問154薬物代謝酵素に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。1 酵素誘導作用と酵素阻害作用の両方を示す薬物がある。2 フェノバルビタールは、グルクロン酸転移酵素を含む複数種の薬物代謝酵素を誘導する。3 シメチジンは、シトクロムP450(CYP)のヘム鉄と複合体を形成してCYPの代謝活性を増強する。4 リファンピシンは、肝細胞内の核内受容体に結合してCYP3A4...

104回薬剤師国家試験 問167薬物相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 アロプリノールはキサンチンオキシダーゼによるメルカプトプリンの代謝を阻害するため、メルカプトプリンの毒性が増強される。2 リファンピシンは主にCYP2D6を誘導するため、トリアゾラムの血中濃度を低下させる。3 シスプラチンは有機カチオントランスポーターOCT2の基質であるため、ジゴキシンの尿細管分...

103回薬剤師国家試験 問270−27123歳男性。幼児期に喘息と診断され、総合病院の呼吸器内科でテオフィリンが処方され、継続的に服用している。最近、体調を崩し、近所の内科を受診したところ、マイコプラズマ肺炎と診断され、以下の薬剤が投薬された。服用を始めて2日後、男性は夜中に眠れなくなったので、薬剤情報提供書を薬局に持参してかかりつけ薬剤師に相談した。問270(実務)相談された薬剤師は、テオフィリ...

106回薬剤師国家試験 問270−27164歳男性。心筋梗塞、慢性胃炎。5年前に心筋梗塞を発症して以来、以下の処方薬を継続的に服用している。最近、血便が頻回に認められたため受診し、内視鏡検査を受けたところ大腸がんと診断され、摘出手術を受けた。明日からXELOX療法(ゼロックス療法)※を実施する予定である。問270(実務)外来化学療法室の薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ選びなさい。1 カペシ...

104回薬剤師国家試験 問270−27160歳男性。高血圧の治療のため、内科から以下の薬剤が処方され服用していた。最近、薬剤の服用後にめまいやふらつきを感じることがあり薬局を訪れた。問270(実務)薬剤師がこの患者に聞き取りを行ったところ、最近、夜にグレープフルーツジュースを飲むようになったとのことであった。薬剤師の対応として適切なのはどれか。2つ選びなさい。1 今晩からグレープフルーツジュースの...

108回薬剤師国家試験 問268−26930歳男性。身長165cm、体重55kg。急性骨髄性白血病のため6ヶ月前に父親をドナーとして同種造血幹細胞移植を受け、術後1ヶ月で退院した。慢性移植片対宿主病(GVHD)のコントロール目的に以下の薬剤を継続服用している。問268(薬剤)処方された薬剤の使用に際し、考慮すべき薬物相互作用の発現機序として最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。1 小腸P-糖タンパ...

100回薬剤師国家試験 問43グルクロン酸抱合反応に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選びなさい。1 UDP-グルクロン酸転移酵素により触媒される。2 シトクロムP450による酸化的代謝物にのみ起こる。3 UDP-グルクロン酸が必要である。4 薬物のフェノール性水酸基にも起こる。5 主に細胞のミクロソーム画分に活性がある。

96回薬剤師国家試験 問164モルヒネに関する記述の正誤について、誤っているものはどれか。1つ選びなさい。a CYP2D6によるコデインの代謝物である。b 6位水酸基のグルクロン酸抱合体は鎮痛作用を示す。c 塩酸塩水和物は錠剤あるいは注射剤に用いられる。d 経皮吸収型製剤が汎用されている。

93回薬剤師国家試験 問155薬物代謝に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a 代謝により極性の増大した薬物は、排泄されにくくなる。b シトクロムP450(CYP)の分子種のうち、CYP3A4は最も多くの薬物を代謝する。c ケトコナゾールは、核内レセプターに結合して代謝反応を阻害する。d ワルファリンの抗血液凝固作用は、フェノバルビタールとの併用により減弱する。

97回薬剤師国家試験 問169シトクロムP450(CYP)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 ヒト肝組織中の存在量が最も多い分子種はCYP2D6である。2 エタノールの生体内での酸化反応に関与する。3 グルクロン酸抱合反応を担う主な酵素である。4 遺伝的要因によりCYP2C19の代謝活性が低い人の割合は、白人と比較して日本人の方が少ない。5 セントジョーンズワート(セイヨウオ...

92回薬剤師国家試験 問154薬物代謝に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a 薬物代謝は肝臓と小腸以外の臓器では行われない。b 1つの薬物が、シトクロムP450(CYP)に対して誘導作用と阻害作用の両方を示す場合がある。c CYPには多数の分子種が存在し、基質特異性が高い。d CYPのうち、ヒトにおける肝臓内存在量が最も多いのはCYP3A4である。

91回薬剤師国家試験 問156薬物代謝に関する記述のうち、正しいものはどれか。2つ選びなさい。a 薬物代謝酵素は、ミクロソーム分画のみに存在している。b シトクロムP450(CYP)による基本的な代謝様式は、加水分解である。c フェニトインは、CYPによって酸化される。d コデインは、代謝を受けてモルヒネに変換され、鎮痛作用が増強される。

89回薬剤師国家試験 問153薬物の代謝に関する記述の正誤について、誤っているのはどれか。1つ選びなさい。a 新生児ではグルクロン酸抱合能が低く、これが核黄疸や薬物によるグレイ症候群の発症に関係する。b シトクロムP450は、主に加水分解反応を触媒する。c 1つの薬物が、シトクロムP450に対して誘導作用と阻害作用の両方を示す場合がある。d 2つの薬物を同時に投与したとき、同一のシトクロムP450...

99回薬剤師国家試験 問171薬物相互作用の回避方法に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選びなさい。1 セフジニルは鉄イオンとキレートを形成して溶解性が低下するため、鉄剤の併用が必要な場合には、互いの服用時間を2〜3時間ずらす。2 セントジョーンズワートは、小腸上皮細胞のCYP3A4やP-糖タンパク質の発現を誘導するので、タクロリムス水和物との併用を避ける。3 プロベネシドはアンピシリン...

98回薬剤師国家試験 問238−23950歳男性。近医にて高血圧、不眠症のため以下の薬剤が処方され来局した。問238(実務)薬剤師が薬歴を確認したところ、他院より爪白癬のためイトラコナゾール錠が処方されており、服用中であった。そこで、今回の処方医に疑義照会を行い処方薬の変更を提案した。その内容として、最も適切なのはどれか。1つ選びなさい。1 エナラプリルマレイン酸塩錠をテルミサルタン錠に変更2 エ...

97回薬剤師国家試験 問292−29345歳女性。皮膚科クリニックで爪白癬と診断され、以下の処方せんを持って薬局を訪れた。問292(実務)この患者の疾患とその薬物治療に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選びなさい。1 定期的な肝機能検査を行う。2 食直後の服薬は、イトラコナゾールの吸収を阻害するので、疑義照会をする必要がある。3 内服に比べ、静脈内注射が推奨される。4 服薬終了後は、3週間の...

98回薬剤師国家試験 問170薬物相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選びなさい。1 併用により薬物の血中濃度は変化せず、薬効が変化する相互作用を、薬物動態学的相互作用という。2 併用により薬物の血中濃度が変化する相互作用を、薬力学的相互作用という。3 薬物代謝酵素が、薬物の代謝物と共有結合することで阻害される場合、薬物が血中から消失しても、その酵素活性は直ちには回復しない。4 併用...

98回薬剤師国家試験 問272−27365歳男性。保険薬局に異なる診療科の処方せん(処方1、処方2)を同時に持参した。問272(実務)呼吸器内科の処方薬剤のうち、整形外科の処方薬剤と併用禁忌であるのはどれか。1つ選びなさい。1 イソニアジド錠2 シプロフロキサシン錠3 L-カルボシステイン錠4 レバミピド錠問273(薬剤)上記の併用禁忌となる相互作用の主なメカニズムはどれか。1つ選びなさい。1 キ...

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