ベタメタゾン吉草酸エステル プロドラッグの目的 83回薬剤師国家試験問172c
83回薬剤師国家試験 問172bcd
プロドラッグに関する次の記述の正誤を判定してみよう。
c ベタメタゾンをベタメタゾン吉草酸エステルとすることにより、経皮吸収性が増大する。
83回薬剤師国家試験 問172c 解答解説
c 〇 ベタメタゾンをベタメタゾン吉草酸エステルとすることにより、経皮吸収性が増大する。
一般に、脂溶性が高く、分子量が小さい薬物ほど、皮膚を受動拡散で透過しやすい。
ベタメタゾン吉草酸エステル(リンデロンV,ベトネベート)は、ベタメタゾンの吉草酸エステルとすることで、脂溶性が高まり、経皮吸収性が増大している。
ベタメタゾン吉草酸エステルは、皮膚のエステラーゼにより加水分解され、ベタメタゾンとなる。