蛍光強度は濃度,層長,量子収率,モル吸光係数,励起光強度に比例 95回問25b

95回薬剤師国家試験 問25b
蛍光光度法に関する下記の記述の正誤を判定してみよう。

 

b 蛍光強度は、希薄溶液では、溶液中の蛍光物質の濃度、量子収率、モル吸光係数に比例する。

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95回薬剤師国家試験 問25b 解答解説

 

b 〇 蛍光強度は、希薄溶液では、溶液中の蛍光物質の濃度、量子収率、モル吸光係数に比例する。

 

蛍光強度(F)は、希薄溶液において、
モル吸光係数(ε:イプシロン),蛍光物質の濃度(c),セルの層長(l),
蛍光量子収率(φ:ファイ),励起光の強さ(I0)に比例する。

 

比例定数をkとすると、
希薄溶液の蛍光強度(F)について次式が成り立つ。

 

蛍光強度F = k・I0・φ・ε・c・l

 

k:比例定数     I0:励起光の強さ
φ:蛍光量子収率  ε:モル吸光係数
c:蛍光物質の濃度  l:セルの層長

 

蛍光量子収率(φ:ファイ)については下記のリンク先を参照
蛍光量子収率とは 97回問99の4

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