希薄溶液において溶質の濃度上昇とともに値が減少するのはどれか 101回薬剤師国家試験問49

101回薬剤師国家試験 問49
不揮発性の電解質を溶解させた希薄水溶液において、溶質の濃度上昇とともに値が減少するのはどれか。1つ選びなさい。
1 イオン強度
2 凝固点
3 沸点
4 浸透圧
5 溶質のモル分率

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101回薬剤師国家試験 問49 解答解説

 

不揮発性の電解質を溶解させた希薄水溶液において、
溶質の濃度上昇とともに値が減少するのは、
選択肢2の凝固点である。
これは、溶液の束一的性質の凝固点降下である。

 

不揮発性の溶質が溶解した希薄溶液において、
溶質の種類には無関係に、
溶質の粒子数のみに依存する溶液の性質を束一的性質と呼ぶ。
束一的性質として、沸点上昇,凝固点降下,蒸気圧降下,浸透圧上昇がある。
なお、束一的性質は、溶質が溶解することにより、
溶媒分子の化学ポテンシャルが低下することから生じる。

 

 

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