薬剤師国家試験過去問題集 束一的性質

薬剤師国家試験過去問の「束一的性質」の問題を集めました。

薬剤師国家試験過去問題集 束一的性質記事一覧

105回薬剤師国家試験 問204−205細胞膜などの半透膜を介した水の移動は、膜で隔てられた溶液の浸透圧の差によって起こる。浸透圧の原理を利用した薬物も用いられている。問204(物理・化学・生物)膜により隔てられた二つの水相A、Bの浸透圧ΠA、ΠBと水の移動する方向を表す模式図として正しいのはどれか。1つ選びなさい。なお、図中の●は水に溶けている溶質で、その数の違いは濃度の大小を表し、矢印は水の移...

101回薬剤師国家試験 問93ある物質Aと、Aが重合してできた合成高分子PA がある。以下の記述の@、Aの組合せとして正しいのはどれか。1つ選びなさい。A 10g 及びPA 10g を、それぞれ1Lの水に完全に溶解させた。A水溶液はPA水溶液より浸透圧が( @ )。次に、水のみを通す半透膜で隔てられた容器の左側にA水溶液をいれ、右側には液面が同じ高さになるようにPA 水溶液をいれた。十分な時間が経...

104回薬剤師国家試験 問99希薄溶液の束一的性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。1 蒸気圧降下は、束一的性質の1つである。2 電解質溶液は、束一的性質を示さない。3 浸透圧に関するファントホッフの式は、浸透圧と溶液の粘度の関係を示す。4 0.05mol/L ブドウ糖水溶液の沸点上昇度と凝固点降下度は等しい。5 同じモル濃度であれば、ブドウ糖とショ糖の水溶液の浸透圧は等しい。

98回薬剤師国家試験 問197腎臓のヘンレ係蹄上行脚におけるNa+、Cl−の再吸収により、髄質間質に高浸透圧が形成される。生理的状態における髄質間質の塩化ナトリウム(式量:58.4)濃度は29g/L、尿素(分子量:60.1)濃度は12g/Lである。これら溶質が形成する浸透圧(Pa(N/m2))に最も近いのはどれか。1つ選びなさい。ただし、間質の体液は理想状態にあり、気体定数は8.31(J・mol−...

106回薬剤師国家試験 問97分子量を求める方法に関する次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選びなさい。ただし、気体定数は8.314J・K−1・mol−1とし、水溶液の比重は1と近似できるものとする。分子量は凝固点降下を利用して知ることができる。例えば、1.0%グルコース(分子量180)水溶液の凝固点降下は、水のモル凝固点降下定数を1.86 K・kg・mol−1とすると約[ ア ]K となる。一...

94回薬剤師国家試験 問22溶液の束一的性質に関する記述のうち、正しいものはどれか。a 希薄溶液で質量モル濃度が同じであれば、ブドウ糖水溶液の方がNaCl 水溶液よりも凝固点降下度は大きい。b ブドウ糖希薄溶液の浸透圧Πは、Π = cRT で表される。ただし、cはモル濃度、Rは気体定数、Tは絶対温度である。c 浸透現象は、溶液中の溶媒のモルギブズエネルギーが純粋な溶媒よりも大きいことから生じる。d...

93回薬剤師国家試験 問17物質の性質に関する記述のうち、正しいものはどれか。a ラウール (Raoult) の法則が成立する溶液について、揮発性溶媒Aの蒸気圧降下の大きさ儕が下式で示されるのは、溶質Bが不揮発性の場合である。儕 = P0A・XB (P0A:純溶媒Aの蒸気圧、XB:溶質Bのモル分率)b 融点は、圧力一定のもとでの固相と液相が平衡状態にあるときの温度で、純物質の場合、物質固有の値...

93回薬剤師国家試験 問17a物質の性質に関する記述の正誤を判定してみよう。a ラウール (Raoult) の法則が成立する溶液について、揮発性溶媒Aの蒸気圧降下の大きさ儕が下式で示されるのは、溶質Bが不揮発性の場合である。儕 = P0A・XB (P0A:純溶媒Aの蒸気圧、XB:溶質Bのモル分率)

90回薬剤師国家試験 問20希薄溶液の性質に関する記述の正誤について、正しいものはどれか。a 希薄溶液の蒸気圧降下、沸点上昇、凝固点降下、浸透圧は束一的性質を示す。b モル凝固点降下定数は溶媒が異なっても同じである。c 0.01mol/Lのグルコース水溶液と0.01 mol/LのNaCl水溶液の凝固点は同じである。d 血液の浸透圧は0.9%の食塩水の浸透圧とほぽ等しい。

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