94回薬剤師国家試験問34 日本薬局方医薬品とその定量法の適切な組合せ

94回薬剤師国家試験 問34
日本薬局方医薬品ア〜エとその定量法a〜dについて、
適切に組み合わせなさい。

 

・医薬品
ア 複方オキシコドン注射液中のオキシコドン塩酸塩及びヒドロコタルニン塩酸塩
イ 亜酸化窒素
ウ シアノコバラミン
エ 果糖注射液中の果糖

 

・定量法
a 液体クロマトグラフィー
b ガスクロマトグラフィー
c 旋光度測定法
d 紫外可視吸光度測定法

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94回薬剤師国家試験 問34 解答解説

 

◆ ア 複方オキシコドン注射液中のオキシコドン塩酸塩及びヒドロコタルニン塩酸塩
aの液体クロマトグラフィーで定量する。

 

クロマトグラフィーは試料中の複数の成分を分離し、定性定量することが可能である。
複方オキシコドン注射液中のオキシコドン塩酸塩及びヒドロコタルニン塩酸塩は、
液体クロマトグラフィーにより同時に定量できる。

 

 

◆ イ 亜酸化窒素
bのガスクロマトグラフィーで定量する。

 

ガスクロマトグラフィーは高温で気化しても安定な成分の分離・定性定量に用いられる。

 

 

◆ ウ シアノコバラミン
dの紫外可視吸光度測定法で定量する。

 

紫外可視吸光度測定法は、
不飽和結合のπ−π*遷移に伴い紫外可視光が吸収される現象を利用するため、
不飽和結合を持つ化合物(特に共役系を持つ化合物)の定性定量に用いられる。

 

 

◆ エ 果糖注射液中の果糖
cの旋光度測定法

 

旋光度測定法はキラルな化合物の定性定量に用いられる。

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