医薬品Xの旋光度の計算 100回薬剤師国家試験問100の2

100回薬剤師国家試験 問100の2
医薬品Xのデータは以下の通りである。

 

医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

 

次の記述の正誤を判定してみよう。

 

医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

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100回薬剤師国家試験 問100の2 解答解説

 

設問の記述は誤りであり、正しくは、
医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

 

ある光学活性物質の単位層長・単位濃度当たりの旋光度を比旋光度と呼ぶ。

 

温度t、単色光X(波長または光線の名称)を用いて測定したときの旋光度の実測値αと比旋光度[α]について、下記の式が成り立つ。
なお、lは層長で単位はmm、cは濃度で単位はg/mLである。

 

医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

 

温度20℃、ナトリウムスペクトルD線を用いて測定したときの旋光度の実測値αと比旋光度[α]について、下記の式が成り立つ。

 

医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

 

本問の解法は上式に与えられた数値を代入し、
旋光度の測定値αを求めればよい。

 

層長は100mm,濃度は1.0×10-6 mol/Lである。
濃度をmol/Lからg/mLに変換する。
分子量が200なので、

 

医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

 

式に数値を代入して、
αについて解く。

 

医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

 

したがって、
医薬品Xの1.0×10-6mol/L溶液の旋光度の計算 100回問100の2

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