91回薬剤師国家試験問26　物質の旋光性に関する次の記述の正誤

第91回薬剤師国家試験　問26
物質の旋光性に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか

a　化合物の比旋光度を算出するとき、必ずしも分子量がわかっている必要はない。
b　旋光度は、赤外線の波長領域で通常測定される。
c　物質が旋光性を持つためには、分子の中に少なくとも1個の不斉原子がなければならない。
d　旋光性は左右円偏光に対する屈折率の差に起因する。

第91回薬剤師国家試験　問26　解答解説

◆　aについて
ａ　○　化合物の比旋光度を算出するとき、必ずしも分子量がわかっている必要はない。

詳細は下記のリンク先を参照
91回問26a

◆　bについて
ｂ　×　旋光度は通常赤外線の波長領域で測定される。
→　○　旋光度は通常可視光線の波長領域で測定される。

◆　cについて
ｃ　×　物質が旋光性を持つためには、分子の中に少なくとも1個の不斉原子（キラル中心）がなければならない。

◆　dについて
d　○　旋光性は左右円偏光に対する屈折率の差に起因する。