不斉原子が無くても旋光性を持つことはある 91回薬剤師国家試験問26c

第91回薬剤師国家試験 問26c
物質の旋光性に関する次の記述の正誤を判定してみよう。

 

c 物質が旋光性を持つためには、分子の中に少なくとも1個の不斉原子(キラル中心)がなければならない。

トップページへ

 

薬剤師国家試験過去問題 科目別まとめ一覧 へ

 

薬剤師国家試験過去問題集 旋光度測定・旋光分散 一覧 へ

 

第91回薬剤師国家試験 問26c 解答解説

 

c × 物質が旋光性を持つためには、分子の中に少なくとも1個の不斉原子(キラル中心)がなければならない。

 

不斉原子が無くても構造が分子内で対称にならない物質は旋光性を持つ。
不斉原子が無いのに旋光性を示す物質は存在し、そのような化合物を分子不斉と呼ぶ。
分子不斉の例としてアレン誘導体やビフェニル誘導体が挙げられる。

トップへ戻る