図の装置を用いる一般試験法 111回薬剤師国家試験問53の解説
111回薬剤師国家試験 問53
日本薬局方の製剤に関する一般試験法のうち、下図の装置を用いるのはどれか。
1つ選びなさい。

111回薬剤師国家試験 問53 解答解説
日本薬局方の製剤に関する一般試験法のうち、
下図の装置を用いるのはどれか。
選択肢5の粘着力試験法である。

以下で解説します。
図の装置名は、傾斜式ボールタック試験装置と呼ばれるものです。
傾斜した台の上からボールを転がし、
貼付剤などの粘着面の上を転がったボールが止まるかどうか、
またはどの大きさのボールまで保持できるかによって、製剤の粘着力を評価します。
この装置を使った試験法は、傾斜式ボールタック試験法と呼ばれ、
日本薬局方の製剤に関する一般試験法のうち、
粘着力試験法の方法の1つです。
「タック」とは、軽く接触しただけで瞬間的にくっつく性質のことで、
日本語では初期粘着性、初期粘着力と説明されます。
タックが高い
→ 皮膚に軽く当てただけで、すぐにペタッと付く
タックが低い
→ 皮膚に当ててもすぐには付きにくい
という意味になります。
傾斜式ボールタック試験法は、
テープ剤やパップ剤などの貼付剤の初期粘着性を評価するのに用いられています。