反応速度定数と活性化エネルギー・温度・頻度因子の関係 86回薬剤師国家試験問23a
86回薬剤師国家試験 問23a
反応速度に関係する下図についての記述の正誤を判定してみよう。ただし、頻度因子は変わらないものとする。
ａ × 活性化エネルギーEaが大きい程、いずれの温度においても反応速度定数は大きくなる。
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86回薬剤師国家試験 問23a 解答解説
◆ aについて
ａ × 活性化エネルギーEaが大きい程、いずれの温度においても反応速度定数は大きくなる。
反応速度定数kと温度との関係を示す
アレニウス式について、
いくつかの温度で反応速度定数(k)を測定し、
絶対温度の逆数(1/T)に対して反応速度定数の自然対数(lnk)をプロットすると直線が得られる。
これをアレニウスプロットと呼ぶ。
活性化エネルギーEaの大きい反応(Ea大)と小さい反応(Ea小)の反応速度定数kの比較について、
下のアレニウスプロットの図で示す通り、頻度因子Aと温度により、
Ea大の方がkの値が大きい場合もあれば小さい場合もある。
