有機溶媒が示す除タンパク効果 90回薬剤師国家試験問32の5
90回薬剤師国家試験 問32の5
試料前処理法に関する下記の記述の正誤を判定してみよう。
5 有機溶媒が示す除タンパク効果は、イオン結合の切断に基づく。
90回薬剤師国家試験 問32の5 解答解説
5 × 有機溶媒が示す除タンパク効果は、イオン結合の切断に基づく。
→ 〇 有機溶媒が示す除タンパク効果は、疎水性相互作用やπ−π相互作用の切断に基づく。
有機溶媒変性法による徐タンパクは、
水と均一に混和する有機溶媒を添加することで、
有機溶媒の分子がタンパク質と接触し、タンパク質中の疎水性相互作用やπ−π相互作用を切断し、高次構造を破壊して変性させ、疎水性部分を表面に露出させて不溶化する。