逆相型の固相抽出法で用いる有機溶媒 96回薬剤師国家試験問29
96回薬剤師国家試験 問29b
試料の前処理法に関する記述の正誤を判定してみよう。
b 逆相型の固相抽出法では、一般にクロロホルム、トルエンなどの有機溶媒が用いられる。
b × 逆相型の固相抽出法では、一般にクロロホルム、トルエンなどの有機溶媒が用いられる。
→ 〇 逆相型の固相抽出法では、一般にメタノールやアセトニトリルなどの極性の高い有機溶媒が用いられる。
逆相型の固相抽出法では、
固相にはオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲルなどの極性が低く疎水性が高い物質を用い、
有機溶媒にはメタノールやアセトニトリルなどの極性が高く親水性の高い溶媒を用い、
疎水性の目的物質を固相に保持させる。
よって、逆相型の固相抽出法では、クロロホルム、トルエンなどの極性の低い有機溶媒は用いられない。