除タンパクの方法 96回薬剤師国家試験問29c

96回薬剤師国家試験 問29c
試料の前処理法に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

c 除タンパクには、タンパク質変性沈殿法、限外ろ過法などが用いられる。

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96回薬剤師国家試験 問29c 解答解説

 

c 〇 除タンパクには、タンパク質変性沈殿法、限外ろ過法などが用いられる。

 

試料前処理の徐タンパクについて、
タンパク質を変性させ沈殿させて除去する方法(タンパク質変性沈殿法)と、
分子の大きさを利用してタンパク質を除去する方法がある。

 

分子の大きさを利用してタンパク質を除去する方法として、
ゲルろ過法と限外ろ過法が挙げられる。

 

ゲルろ過法による徐タンパクは、分子ふるい効果を持つゲルを詰めたカートリッジなどを用い、
目的物質の低分子と夾雑物のタンパク質を分離する。

 

限外ろ過法による徐タンパクは、
低分子は通過できるが高分子は通過できないような一定の大きさの穴の空いた膜(限外ろ過膜)を用い、
夾雑物のタンパク質を除去する。

 

タンパク質変性沈殿法として、
有機溶媒変性法や酸変性法などがある。
下記のリンク先を参照
有機溶媒変性法による徐タンパク 97回問98の3

 

酸変性法による徐タンパク 97回問98の4

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