散乱光の振動数が入射光の振動数と異なる現象をラマン散乱とよぶ 101回薬剤師国家試験問95の3
第101回薬剤師国家試験 問95の3
光の性質に関する記述の正誤を判定してみよう。
3 入射光により物質が励起される場合、散乱光の振動数が入射光の振動数と異なる現象をラマン散乱とよぶ。
第101回薬剤師国家試験 問95の3 解答解説
3 〇 入射光により物質が励起される場合、散乱光の振動数が入射光の振動数と異なる現象をラマン散乱とよぶ。
光の散乱は、粒子に入射光が当たり、その光のエネルギーを粒子が吸収して励起し、粒子が高くなったエネルギーを下げようとする際、光を放射することによってエネルギーを下げようとするときに起こる。
ラマン散乱では、粒子が入射光のエネルギーを吸収して励起し、吸収した光エネルギーより小さいエネルギーまたは大きいエネルギーを光を放射することによって放出する現象であり、散乱光の振動数は入射光の振動数とは異なる。
ラマン散乱における散乱現象前後の粒子のエネルギー状態は、散乱前後で異なる。
下記のリンク先を参照
ラマン散乱 ストークス光と反ストークス光 101回薬剤師国家試験問95の4
★参考外部サイトリンク
光の性質(役に立つ薬の情報〜専門薬学さん)
★他サイトさんの解説へのリンク
第101回問95(e-RECさん)