光の進行速度と媒質の屈折率 85回薬剤師国家試験問17a
第85回薬剤師国家試験 問17a
屈折率に関する次の記述の正誤を判定してみよう。
a 光の進行速度は媒質の屈折率によらず一定である。
第85回薬剤師国家試験 問17a 解答解説
a × 光の進行速度は媒質の屈折率によらず一定である。
→ 〇 光の進行速度は、媒質の屈折率が小さいほど速く、媒質の屈折率が大きいほど遅い。
光は電磁波であり、互いに直交する電場と磁場が進行方向に対して垂直に、周期的に振動しながら進む波である。
光の進行速度は通過する媒質によって異なるが、それは光と媒質粒子との相互作用が媒質粒子によって異なるからである。
光はある媒質中から他の媒質中に進行するとき、
その境界面で進行方向が変化する。これを屈折と呼び、屈折の程度を表す指標として屈折率がある。
屈折が起こるのは、媒質によって光の進行速度が異なるためである。
絶対屈折率が小さい媒質ほど密度が小さく、光の進行速度は速い。
絶対屈折率が大きい媒質ほど密度が大きく、光の進行速度は遅い。
屈折率については下記のリンク先を参照
絶対屈折率 85回問17c