屈折率に関する次の記述の正誤 85回薬剤師国家試験問17
85回薬剤師国家試験 問17
屈折率に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。
a 光の進行速度は媒質の屈折率によらず一定である。
b 光が屈折率の大きい媒質から小さい媒質に入るとき、入射角が臨界角より小さいとき界面で全反射を受ける。
c 試料の絶対屈折率は、その試料の空気に対する屈折率と空気の真空に対する屈折率の和である。
d 日本薬局方一般試験法の屈折率測定法においては、通例、温度は20℃で、光線はナトリウムスペクトルのD線を用いる。
85回薬剤師国家試験 問17 解答解説
◆ aについて
a × 光の進行速度は媒質の屈折率によらず一定である。
→ 〇 光の進行速度は、媒質の屈折率が小さいほど速く、媒質の屈折率が大きいほど遅い。
詳細は下記のリンク先を参照
光の進行速度と媒質の屈折率 85回問17a
◆ bについて
b × 光が屈折率の大きい媒質から小さい媒質に入るとき、入射角が臨界角より小さいとき界面で全反射を受ける。
→ 〇 光が屈折率の大きい媒質から小さい媒質に入るとき、入射角が臨界角より大きいとき界面で全反射を受ける。
詳細は下記のリンク先を参照
光の全反射 85回問17b
◆ cについて
c × 試料の絶対屈折率は、その試料の空気に対する屈折率と空気の真空に対する屈折率の和である。
→ 〇 試料の絶対屈折率は、その試料の真空に対する屈折率である。
詳細は下記のリンク先を参照
絶対屈折率とは 85回問17c
◆ dについて
d 〇 日本薬局方一般試験法の屈折率測定法においては、通例、温度は20℃で、光線はナトリウムスペクトルのD線を用いる。
詳細は下記のリンク先を参照
日本薬局方局法屈折率測定法 90回問16の4