光の相対屈折率とは?式は?簡単に説明 物理系薬学
本ページでは、光の相対屈折率について簡単に説明しています。
光はある媒質中から他の媒質中に進行するとき、
その境界面で進行方向が変化する。
これを屈折と呼び、屈折の程度を表す指標として屈折率がある。
屈折が起こるのは、媒質によって光の進行速度が異なるためである。
上図のように光が媒質Aから媒質Bに入射する場合における、
媒質Aに対する媒質Bの相対屈折率nABは次の式で表される。
なお、入射角をθi、屈折角をθrとする。
上式より、相対屈折率は入射光の入射角(θi)には依存しない。
屈折率は測定波長,圧力,温度などで変わる。
測定波長,圧力,温度が一定であれば、屈折率は固有の値となる。
なお、媒質Xの絶対屈折率(NX)とは、
光が真空中から媒質Xに入射した場合の相対屈折率である。