薬剤師国家試験過去問題集 コントロールドリリース

ヒプロメロースの性質と用途 102回薬剤師国家試験問175の4

102回薬剤師国家試験 問175の4
放出制御製剤に用いられる添加剤に関する記述の正誤を判定してみよう。

 

4 ヒプロメロースは、pH 5以下の水溶液には溶解しないため、腸溶性の被膜剤として用いられる。

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102回薬剤師国家試験 問175の4 解答解説

 

4 × ヒプロメロースは、pH 5以下の水溶液には溶解しないため、腸溶性の被膜剤として用いられる。
→ 〇 ヒプロメロースは、胃溶性被膜として用いられるが、腸溶性の被膜剤としては用いられない。

 

普通のヒドロキシプロピルメチルセルロース(ヒプロメロース)は、セルロースのヒドロキシ基の一部にメチル基(−CH3)またはヒドロキシプロピル基(−CH2CHOHCH3)を結合させた半合成高分子であり、水を加えると膨潤し,澄明又は僅かに混濁した粘稠性のある液となる。エタノールには溶けない。
ヒプロメロースは、湿式顆粒圧縮法の結合剤,胃溶性フィルムコーティング剤,増粘剤,懸濁化剤(懸濁安定化剤),固体分散体の担体などに使用されるが、腸溶性コーティング剤としては用いられない。
腸溶性の被膜剤として用いられるのは、ヒプロメロースのフタル酸エステルであり、酸性ではほとんど溶けないため、腸溶性コーティング剤として用いられる。

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